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黒漆喰 施工

  • yapparicalpis
  • 9月5日
  • 読了時間: 2分

今回は黒漆喰の壁を施工いたしました。


真っ黒に仕上がった漆喰壁は、ペンキでは無いため艶が無くマッドで落ち着いたとても迫力のある壁に仕上がりました。



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今回は家の敷地まわりの門塀の工事でした。やはり木を使って大工さんがつくるものを見ると「素晴らしい」の一言に尽きます。


しかしその後に我々が壁を仕上げるのでこれもやはり「緊張する」の一言に尽きます。



まずは大工さんの方でつくってもらった下地にモルタルで下塗りと中塗りを行いクラック防止として割れ止めネットを伏せ込でおきます。


今回の黒漆喰仕上げはノロ掛けという工法でおこなうため、白漆喰を塗った後に生乾きのところで上から厚さ0.5mm程度の黒漆喰のノロを塗って仕上げます。


白漆喰を塗る前のモルタル壁にはあらかじめ吸着力を高めるのと水引調整を兼ねるためのベースコートを薄塗りで塗っておきます。


それから一般的な白漆喰を塗っていきます。白漆喰は黒漆喰の下地になりますが不陸や鏝波が残っていると後のノロ掛けの際に浮き出てくる場合があるため丁寧に仕上げる必要がありました。


それから黒漆喰ノロ掛けをおこない完成です。


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黒漆喰の成分は墨が入っている以外は白漆喰と同じですが、骨材やスサなどが入っていないためドロッとした材料ですので十分に養生をしてから施工しました。


糊が入っていないので乾きが早くほぼ一発勝負になるのでこの点は難易度が高かったです。



昔ながらのお家ではまだまだ漆喰で塗られた壁が残っていて、白い壁も木と調和して美しいですが今回の黒漆喰も黒い壁ならではの迫力や奥ゆかしさがあっていいですね。


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今回は施主様・元請け様に何度も打ち合わせをいただき、試行錯誤する場面もありましたが施主様にも温かく見守っていただけたお陰で良い作品ができあがりました。ありがとうございました。



 
 
 

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